レンタルサーバーのエックスサーバーが2017年9月14日に現状のWebサーバー『Apache(アパッチ)』から『Nginx(エンジンエックス)』への移行を発表しました。併せて「HTTP/2」のプロトコルに対応します。Nginxは世界で100万Webサイトで利用されているとの事。
サーバーでは一番重要な高速で安定したサイト運営が可能ですね。
Nginxとは!?
Nginxは2002年頃にロシアで1日に5億リクエストを処理するWebサーバーとして開発されました。Nginxの名前が知られるようになったのは、2000年代後半。
いくらハードウェアスペックが高くなっても、Apacheのように、1つのリクエストを処理するのに1プロセスや1スレッドを割り当てているとソフトウェアリソースが枯渇し、万単位のクライントを処理できなくなるといった問題が懸念されNginxが注目されるようになりました。
リバースプロキシサーバーとしても動作
Nginxが数あるWebサーバーの中で注目されている理由の1つに、リバースプロキシサーバーとして動作できる点が挙げられています。
NginxはこうしたWebサイトの構成も可能でリバースプロキシとしての役割を持つことができます。フロントにNginxを、バックエンドにアプリケーションサーバーを複数台用意し、Nginxでバランシングさせて「ロードバランサー」として機能させつつHTTPSのSSL/TLSにも対応しているため、HTTPSに対応していないアプリケーションサーバーの替わりにHTTPSリクエストを終端し、「SSL/TLSアクセラレーター」として使用するこもできます。
HTTP/2を完全にサポート
HTTP/2はHTTP/1.1から16年ぶりの2015年2月に承認された新しいプロトコルになりますがエックスサーバーはSSLに標準装備しており今回のNginxの導入でHTTP/2に対応しました。
簡単に何が違うのかというとHTTP/1.1ではWebサーバーへ対しクライアントが同時にリクエストを出せるがWebサーバーは順番にしか応答を返せない。
HTTP/2では平行処理が可能で同時に応答を返すことができる。
よって大量の画像などすばやく表示することが出来るプロトコルなんです。
レスポンスが良くなり、おおよそ1/3くらいのスピードアップが見込めます。
下記のサイトで体感してみてください。
私の場合、約7倍のスピード差がありました。
.htaccessが使えるエックスサーバー
nginxは.htaccess(mod_rewrite)が使えないというデメリットがあった為、移行をためらうユーザー多かったと思いますが、2017年9月14日からエックスサーバーでは.htaccessを使える形でサービスを開始しました。
まとめ
高速・安定のエックスサーバーですがこれでさらに人気が出るレンタルサーバーになるのではないでしょうか!?
ぐんとパワーアップしたサーバーをご利用頂けると思います。
私はまだmixhostを無料期間(30日間)で利用中なのですが『Litespeed』に魅せられmixhostに決めようかなと考えています。
【Amazon.co.jp 限定】 1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座 (DL特典: CSS Flexbox チートシート)
Litespeedについて気になる方はこちら!

コメント